398段の階段で息が切れる?新倉山浅間公園の現実と、吉田のうどんという日常

「富士山の絶景スポット」といえば、誰もが一度は写真で見たことがあるはずです。

富士山を背景にした五重塔。いかにも「日本らしい風景」として知られる新倉山浅間公園ですが、実際に現地へ足を運んでみると、写真だけでは分からないことがあります。

「えっ、ここから歩くの?」

そんな場面も含めて楽しむのが、富士吉田の面白さです。

今回は新倉山浅間公園だけを目指すのではなく、下吉田の町を歩き、最後は地元で普段から親しまれてきた「吉田のうどん」まで味わう1泊2日。

華やかな絶景と、そのすぐ近くにある日常。この二つを一緒に歩いてみます。

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398段の階段を上って分かる、新倉山浅間公園の実際

下吉田駅から新倉山浅間公園へ向かい、公園に入ってからが本番です。

忠霊塔や展望デッキを目指して進んでいくと現れるのが、通称「咲くや姫階段」。

その数、398段。

「……これ、全部上るの?」

写真で見る富士山と五重塔の景色からは、なかなか想像しにくい部分です。

階段は一直線に上へ続きます。軽い気持ちで上り始めても、途中から足取りはだんだん重くなってきます。

ただ、この階段そのものも新倉山浅間公園を訪れる面白さの一つでしょう。

一段ずつ高度が上がり、振り返れば下吉田の町が少しずつ遠くなる。展望エリアに到着して初めて、「あの景色を見るために、ここまで上ってきたのか」と実感できます。

混雑する時期や時間帯もあるため、落ち着いて歩きたいなら時間には余裕を持っておきたいところです。

きれいな完成写真だけでは分からない、そこへたどり着くまでの398段。

ここまで含めて、新倉山浅間公園です。

汗をかいてきた分、この景色🌀雲の動きに愛着がでてきますよね?

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下吉田から始める、シンプルな1泊2日

このエリアを楽しむなら、あれこれ予定を詰め込む必要はありません。

1日目は午後に下吉田へ。

駅を出たら、すぐに観光スポットだけを目指すのではなく、駅周辺や町の道を歩きながら宿へ向かいます。

富士山が見える方向へ歩いていると、観光写真とは違う普通の住宅や商店、路地の向こうに突然大きな富士山が現れることがあります。

そして2日目の朝に新倉山浅間公園へ。

398段の階段を自分の足で上り、展望エリアからの景色を楽しんだら、昼は吉田のうどんへ。

これくらいで十分です。

下吉田の町、階段、富士山、うどん。

移動しながら景色が次々に変わるので、こういう旅は小型の動画カメラとも相性がいいでしょう。ポケットから取り出して短く撮るくらいなら、町歩きの邪魔にもなりません。

絶景のすぐ近くにある「吉田のうどん」という普段食

太く硬めの麺と具材を盛り付けた富士吉田名物の吉田のうどん

398段を上ったあと、次に向かいたいのが「吉田のうどん」です。

ところが、このうどん。

一般的な「ツルツル、のど越しのいい麺」を想像していると、最初のひと口で少し驚きます。

特徴は、しっかり噛んで食べる硬めの麺。

華やかな観光グルメというより、富士吉田で長く食べられてきた身近な食文化として見る方が、このうどんの面白さが分かりやすくなります。

「せっかく旅行に来たんだから、もっと豪華なものを食べなくていいの?」

そう思うかもしれません。

でも、絶景を見たあとに、その土地で普段から食べられている一杯を食べてみる。

これも町を知る方法の一つです。

富士山を眺めた記憶と一緒に、硬い麺を噛んだ感覚まで残る。そんな食べ物の方が、旅行から帰ったあと不思議と思い出すことがあります。

旅先で気に入った吉田のうどんを、家でも

そして今回、もう一つ試してみたい楽しみ方があります。

現地で吉田のうどんを食べて、

「この硬い麺、もう一度食べたいな」

と思ったら、それで旅を終わりにしなくてもいいのです。

吉田のうどんには、自宅で調理できる麺や関連商品もあります。

旅行中は現地のお店で食べる。
帰ってからは、自宅で茹でてみる。

豪華なお取り寄せグルメとは少し違います。

旅先で出会った「普段の味」を、自分の家の普段の食卓へ持って帰る。

地域の食べ物だからこそ、こういう楽しみ方ができます。

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まとめ|絶景だけでは終わらない富士吉田

新倉山浅間公園と聞けば、最初に思い浮かぶのは富士山と五重塔かもしれません。

でも実際に歩けば、その手前には398段の階段があります。

山を下りれば下吉田の町があり、お腹が空けば硬い麺が特徴の吉田のうどんがある。

絶景を見るだけなら数時間でもできます。

けれど、1泊して町まで歩いてみると、「有名な写真の場所」だった富士吉田が、少し違って見えてきます。

そして帰宅した数日後。

家で吉田のうどんを茹でながら、

「そういえば、あの階段はきつかったな」

と思い出したら――。

398段上った甲斐も、少しはあったということでしょう。

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