レトロ商店街

大月の断崖を歩く。桂川の深い渓谷が守ってきた、甲州街道・宿場町の気配

商店街のすぐ裏に広がる、深く蛇行する桂川。断崖絶壁にへばりつく古い木造建築の「凄み」を捉えた、大月のダイナミズムを象徴する一枚。都留の穏やかな家中川とは一変、大月の桂川は「街の動脈」そのものです。駅前商店街のすぐ裏手には、深いV字谷が貫き、...
レトロ商店街

家の中を川が流れている?都留の「家中川」と暮らす清流の日常を歩く

都留・景観の核:家中川と城下町の風情街の背骨のように流れる家中川は、かつての谷村藩が城下町の防火と生活を支えるために、湧水を導いて造った人工の川だ。この川がもたらす城下町の風情は、単なる歴史の保存ではない。玄関先を流れる川で近所の人々が挨拶...
レトロ商店街

三軒茶屋から数分、空気が変わる。松陰神社前、“混ざりきらない”商店街

時空が交差する起点 —— 三軒茶屋駅レンガドームに吸い込まれる最新の色彩三軒茶屋駅の象徴である重厚な赤レンガのドーム。その深い影は、かつての路面電車「玉電」の終着駅としての誇りを今に伝えています。そこに滑り込むカラフルな最新車両(300系)...
旅行

真鶴の魚は、なぜこんなに旨いのか。森と海、人の手がつくる「当たり前」の贅沢

真鶴岬を覆う深い森「お林(おはやし)」。ここから湧き出す滋養が、すぐ目の前の海に豊かな命を育んでいます。地元の漁師たちにとって、森が海を育て、その海で獲れる魚が飛び切り美味いことは、空気が美味しいのと同じくらい「当たり前」の常識です。森、海...
旅行

房総・白浜、黒潮の飛沫に舞う「白き磯着」。木造磯舟と海女、命を預け合う「阿吽の呼吸」

千葉県・房総半島の最南端、白浜。黒潮が直接ぶつかるこの海には、エンジン音のない「真剣勝負」が今も残っている。木造の磯舟を一本の櫂で操る漁師と、その舟を信じて潜る海女。二人の間にあるのは、言葉を超えた信頼だ。今回は、一瞬の泡や振動から命を読み...
旅行

那珂湊おさかな市場の朝|サバ・カツオの大漁荷揚げとセリの現場を体感する

茨城・那珂湊の朝は、静寂ではなく、轟音とともに幕を開ける。那珂川の河口、汽水と黒潮が交わるこの場所は、太平洋の豊かな恵みを積み込んだ漁船たちの「帰るべき母港」だ。水平線から昇る朝陽を背に、錆びついた巨体が接岸した瞬間、市場の空気は一変し、戦...
旅行

炎と潮の勲章。勝浦・カツオ一本釣り、その現場で職人が積み重ねてきた仕事

千葉県勝浦の朝は、海鳴りと漁師たちの咆哮とともに幕を開ける。水平線から昇る朝陽を背に、黒潮の飛沫を浴びて躍動する銀色の魚体。それは一見、華やかな豊漁の風景に見えるかもしれない。しかし、私たちが口にする一切れのカツオ、あるいは黄金色に輝く一杯...
体験

港の隣の缶詰工場。ベテラン職人と若者が守り抜く、三崎・海の仕事の現場

潮風と湯気に包まれた、三崎の朝。三崎港の朝は早い。まだ夜の気配が残る空の下、接岸した漁船からベルトコンベアを伝って、獲れたての魚が工場へと吸い込まれていく。立ち昇る白い湯気。職人たちの低い掛け声。ここは港のすぐ隣にある缶詰工場だ。かつて鮪の...
体験(自然体験)

川は「廊下」だった。千葉・佐原:小野川沿いの商家裏に潜む、生活の執念と誇り

小野川に面した商家の「だし(川へ降りる階段)」。舟が横付けされ、荷物が直接商家へ運び込まれていた場所です。「えっ、ここが家の中?」千葉県香取市・佐原。小江戸と呼ばれる町並みを歩いていると、川沿いの商家の裏で奇妙な光景に出会います。建物のすぐ...
旅行

相模湾の深淵を喰らう:小田原・早川漁港で出会う「キモ旨」深海魚たち

相模湾は岸の近くから水深1000mの深海につながる珍しい海。小田原ではメヒカリやアブラボウズなどの深海魚が水揚げされ、「キモ旨」深海グルメを楽しめます。