岩手県と秋田県にまたがり、壮大なスケールで山々を縫うように走る「八幡平アスピーテライン」。いや、ただ通り過ぎるだけではもったいないんです。標高の移り変わりとともに表情を変えるダイナミックな自然と、心からリフレッシュできる極上の温泉スポットをじっくり堪能するドライブコースをご紹介してみますね。
車窓の景色が緑からハイマツ、そして圧倒的なスケールへとダイナミックに移り変わっていく興奮は何度走っても色褪せません。今回はアクセスの拠点から山頂の絶景、そして歴史ある秘湯と地球の息吹を感じるスポットまで、満足度の高いルートを本音のツッコミも交えながらたどっていきますよ。
「独特のドライブ、スタートのもりあがりですね。」
GoogleMapで(八幡平)を確認は→こちら
出発は松尾八幡平VCから!爽快なワインディングロードの幕開け
ドライブの拠点となるのは、東北自動車道の松尾八幡平ICからもほど近い「松尾八幡平ビジターセンター(VC)」。ここは、「とりあえず今の山の天気どうなってんの?」っていうリアルな情報をキャッチできる重要スポットです。事前にしっかり仕入れておかないと、山の上で天気に裏切られて泣くことになりますからね。
ビジターセンターを後にしてハンドルを握ると、いよいよ本格的なワインディングロードが幕を開けます。いや、出発したときは「今日は余裕だな」なんて思っていたのに、標高が上がるにつれて急激に空気が冷たくなり、「聞いてないよ!」って慌ててトランクから上着を引っ張り出すハプニングからスタートするのがお約束。エンジンの鼓動を感じながら、次々と現れるカーブをクリアしていく爽快感はやっぱりたまりません
「爽快感と言うより、かなり厳しい温度差ですよね?コレは~上着を出すようですね。これは・・・
八幡平山頂レストハウス周辺で天空の散策と大パノラマを満喫
松尾八幡平VCから車を走らせること約30分、距離にしておよそ20キロ。標高のピークに近づくと「八幡平山頂レストハウス(見返峠駐車場)」に飛び込みます。車を停めて一歩外に出た瞬間、「うお、絶景だけど風つよっ!」って声が出るほどの冷涼で澄み切った空気が全身を包み込んで、一気に別世界へワープしたようなワクワク感が押し寄せてきます。
見返峠の駐車場を起点にした散策路は、自分のペースで歩けるトレッキングコースになっていて、普段運動不足な人でも気軽に大自然の懐に飛び込めるのが嬉しいところ。少し足を延ばして「大深沢展望台」周辺に立てば、眼下には圧倒的なスケールで広がる樹海と、遠くの山々が織りなす大パノラマがドーンと出現します。季節ごとに変わる鮮やかな緑のグラデーションや、風に揺れる高山植物の群落を眺めていると、日頃のパソコン仕事で凝り固まった脳みそが一気にリフレッシュされていくのが分かります。こんな最高のお湯に入っておきながら、このあとそのまま下界にトンボ帰りするのって、冷静に考えて人生の損失でしかないと思うんですよね。翌朝の静まり返った山の空気と朝風呂を味わうために、この辺りの宿に一泊してのんびり過ごすのが、大人の正しいドライブ旅の正解です。
松川温泉の乳白色の秘湯で、心からほどける癒やしのひととき
▶状況に依って柔軟に選択が必要です。
ラストは焼走り熔岩流で、ダイナミックな地球の息吹を体感
松川温泉からさらに車で約20分、約15キロほど進むと、今回のドライブコースのフィナーレを飾る「焼走り熔岩流」に到着します。ここは国の特別天然記念物にも指定されていて、かつて岩手山の噴火によってドロドロと流れ出した黒々とした熔岩が、そのままの姿でゴロゴロと残されている場所です。
目の前に広がるのは、周辺の緑の中に突如として現れる荒々しくも圧倒的な岩の世界。地球が昔から持っている途方もないエネルギーを肌でビシビシと感じられて、めちゃくちゃ見応えがあります。「よく走り、よく見て、最後は極上の温泉でとろけたな!」っていう最高の充実感に包まれながら、大満足のドライブ旅の幕がパカーンと下りていくのを感じられる、最高の締めくくりスポットです。
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ライターについて 街の地層とレトロな風景を記録する街歩きライター。日々の散歩で感じた空気感を記事にしています。 プロフィール・活動実績はこちら
