
水戸を歩くなら、偕楽園や千波湖だけで終わるのは少しもったいありません。
少し足をのばすと、昔ながらの店が残る下市商店街があり、その近くには町の中を流れる備前堀があります。商店街を歩いて、水辺へ出て、さらに進んでいくと、今度は景色が一変。那珂川の大きな空と鉄橋が目の前に現れます。
レトロな商店街から水辺へ。そして最後は、列車が鉄橋を渡っていく開放的な景色へ。
有名観光地を次々に回る旅とは少し違いますが、歩くほど景色が変わるのが、この水戸散歩の面白いところです。
今回は、下市商店街から備前堀、那珂川の鉄橋まで歩きながら、最後は温泉にも立ち寄ります。
まずは下市商店街へ|水戸にこんなレトロな通りがあった

水戸の街歩きは、**下市商店街(ハミングロード513)**から始めます。
名前だけ聞くと大きな観光商店街を想像するかもしれませんが、実際に歩いてみると、もっと身近な雰囲気です。昔から続く店が並ぶ一方で、今も買い物や用事で人が行き来していて、観光客向けに作られたレトロではありません。
だからこそ、歩き始めると意外に面白い。
古い建物や看板を見つけて立ち止まったり、店先をのぞいたり。最初から「ここを見なければ」という場所を決めなくても、気になったものを拾いながら歩ける商店街です。
そして下市を歩いていると、商店街だけで旅が終わらないのもいいところ。
少し先には町の中を流れる備前堀があります。店が並ぶ通りから水辺へ出るだけで、景色がガラッと変わります。
商店街の次に水辺?
そんな小さな意外性が、この散歩の面白さです。
次はハミングロード513を離れて、備前堀の方へ歩いてみましょう。
その先で空がひらけた|那珂川と鉄橋の大きな景色

下市商店街を歩いてきたあと、那珂川の方へ向かうと、それまでの町並みから景色がガラッと変わります。
目の前に広がるのは、大きな川と空。そして、その中を横切るように伸びる鉄橋です。
商店街では店先や古い建物を見ながら歩いていたのに、ここでは自然と目線が遠くなります。川の向こうまで視界が抜けて、風も気持ちいい。
そして、しばらく眺めていると列車がやってきます。
遠くから聞こえてきた音が少しずつ大きくなり、列車が鉄橋へ。大きな景色の中を列車が走り抜けていく数十秒は、思わず足を止めてしまいます。
鉄道を見るためだけに来たわけではないのに、列車が来るとちょっと得した気分になる。そんな場所です。
下市のレトロな商店街とはまったく違う景色ですが、歩いてつないでみると、この変化が面白い。
「商店街を歩いていたら、こんな場所まで来てしまった。」
それくらいの気軽さが、この水戸散歩にはちょうどいいのかもしれません。
そして、もう一つ景色を変えてみます。次は大きな那珂川から、町の中を流れる備前堀へ向かいます。
商店街を抜けて備前堀へ|町の中に水辺が現れる

那珂川と鉄橋の大きな景色を楽しんだら、今度は町の中へ戻って備前堀へ。
さっきまで目の前いっぱいに川と空が広がっていたのに、ここでは水辺がぐっと身近になります。家並みのそばを水が流れ、小さな橋を渡りながら歩ける。同じ水戸なのに、景色の大きさがまるで違います。
備前堀は江戸時代初期につくられた歴史のある用水路ですが、今回の街歩きでは、歴史を勉強するように構えなくても大丈夫。
水路沿いを歩いていると、古い町並みや橋、水面に映る家々など、商店街とも那珂川とも違う景色が次々に目に入ります。
派手な観光スポットではありません。それでも、商店街、大きな川と鉄橋、そして町の中の水辺と歩いてきたからこそ、この変化がちょっと面白く感じられます。
那珂川の大きな景色を見たあとだけに、備前堀へ来ると「あれ、今度はずいぶん近いな」と感じます。
水路の向こうには家があり、小さな橋もある。観光名所を見に来たというより、水戸の町の中へちょっと入り込んだような感じです。
「さっきの鉄橋とは、ずいぶん違うね」
そんなことを話しながら歩けるくらいが、備前堀にはちょうどいい。
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ここまで歩けば、そろそろ足も休ませたいところ。
次は街歩きをいったん終了して、温泉でひと風呂といきましょう。
歩いたあとは温泉へ|水戸散歩の最後にひと風呂

ここまで歩いたら、もうひと風呂でしょう。
下市商店街を歩いて、那珂川の鉄橋を眺め、備前堀まで回ってくると、さすがに足も少し休ませたくなります。
そこで街歩きの最後に立ち寄りたいのが、極楽湯 水戸店です。
商店街では店先をのぞき、那珂川では列車を待って空を眺め、備前堀では水辺をぶらぶら。特別にきついコースではありませんが、これだけ景色が変われば、思った以上によく歩いています。
「今日はけっこう歩いたね」
なんて話しながらお湯につかれば、それも旅の一部です。
そして温泉を出たあと、すぐ帰るか、それとも水戸でもう少しゆっくりするか。
ここで初めて、次の選択肢が出てきます。
日帰りなら、そのまま帰ってもいい。
夕食を楽しんだり、翌朝もう少し水戸を歩きたいなら、駅周辺で一泊するのもありです。
街歩きの最後が「はい、終了」ではなく、お風呂からもう一つ先を選べる。
水戸散歩は、そのくらい気楽な終わり方が似合います。
まとめ|商店街から鉄橋、最後は温泉へ。水戸は歩くと面白い

水戸の街歩きというと、最初に思い浮かぶのは偕楽園や千波湖かもしれません。
でも今回は、下市商店街から歩き始めて、那珂川の鉄橋、備前堀、そして最後は温泉へ。
振り返ってみると、ずいぶん景色が変わりました。
昔ながらの店が残る商店街を歩いていたと思ったら、目の前に大きな那珂川と鉄橋が現れる。そこから町へ戻れば、今度は備前堀の小さな水辺です。
「水戸って、こんな歩き方もできるんだね」
有名な観光スポットを次々に回らなくても、そんな発見が一つあれば、街歩きはけっこう楽しくなります。
そして、よく歩いた最後は温泉へ。
お風呂から上がったところで、**このまま帰るか、もう少し水戸を楽しむか。**ここは二択でいいでしょう。
日帰りなら、そのまま帰る。
夕食を楽しんだり、翌朝も水戸を歩いてみたくなったら、一泊する。
せっかくなら、時間に追われずもう少し楽しんでから帰る。そんな旅に変えてしまうのもありです。
商店街を歩くだけのつもりが、鉄橋を見て、水辺を歩いて、最後はひと風呂。
予定どおりに終わらないくらいが、街歩きにはちょうどいいのかもしれません。
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ライターについて 街の地層とレトロな風景を記録する街歩きライター。日々の散歩で感じた空気感を記事にしています。 プロフィール・活動実績はこちら
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