2026-04

体験

「けろっと」笑う海、女川。再生の翼の下で感じる、大人の「懐」の深さ。

「いやぁ、参りましたよ。駅のホームに降り立った瞬間、思わず独り言が出ちゃいました。格好いいなぁ、って。」今回の目的地は、宮城県女川町。東日本大震災で甚大な被害を受けたこの街は、今、日本で最も「風通しのいい場所」かもしれません。悲しみを乗り越...
レトロ商店街

熱海銀座商店街|干物とネオンが、同時にある、温泉街の今を歩く

あの日の熱海、覚えていますか?「ねえ、皆さんは最後に熱海を歩いたのはいつですか?ひょっとすると、新幹線から溢れ出した団体さんが、お揃いの浴衣でネオンの下をガヤガヤ歩く……そんな『狂騒』のイメージで止まっていませんか?実は今の熱海、特に銀座通...
散歩/体験

倉敷・美観地区|白壁の蔵が守ってきたもの。その凄みを歩く

「いやあ、やっぱりここに来ると空気が変わりますね。」倉敷川の畔に立つと、まずその「白」の密度に圧倒されます。柳の緑が揺れる中、整然と並ぶ白壁の蔵。しかし、多くの人が足を止めるこの川沿いだけが、倉敷の「凄み」ではありません。今日は、観光ポスタ...
レトロ商店街

会津・七日町通り|蒔絵の金粉と大正の窓に触れる「本物の豊かさ」

「東北の米どころ」と聞いて、皆さんはどんな風景を思い浮かべますか? 一面に広がる黄金色の田んぼ、素朴な農村……。もちろんそれも正解ですが、福島県・会津若松の「七日町(なぬかまち)通り」を歩くと、その想像は心地よく裏切られることになります。こ...
レトロ商店街

三崎下町商店街|錆びた看板と「うらり」で感じる、漁師町の今

三浦半島の先端、三崎港。ここには、潮風に焼かれた鉄の匂いと、何十年も変わらない路地裏の静寂があります。しかし今、その静かな街に新しい「熱気」が混じり始めています。今回は、古い漁師町の矜持を守りつつ、驚くべき進化を遂げている三崎の「今」を歩き...
体験

冬の村上、黒塀の路地を抜けて。軒下に揺れる塩引き鮭と、受け継がれる百種の知恵

三面川を遡る鮭の音、冷たく張り詰めた冬の空気。 「鮭の魂が宿る街」村上。 1,000匹の鮭が吊るされた圧倒的な日常と、夜の帳に浮かび上がる黒塀の美学。この街で出会った、命を慈しむ「百種の知恵」を綴ります。軸】圧巻の「鮭のカーテン」!商店街に...
レトロ商店街

富岡製糸場から歩く仲町通り|レトロな商店街とホルモン揚げ

「ねえ、知ってた? ここはかつて、日本で一番『未来』に近い場所だったんだよ。」群馬県富岡市。赤いレンガが美しく並ぶ「富岡製糸場」の正門を背に、ゆるやかな坂道を下ると、そこには不思議なほど懐かしく、そして活気に満ちた商店街が続いています。名前...
レトロ商店街

中山道・奈良井宿|1kmの宿場町で味わう、江戸の暮らしと静かな街歩き

「ねえ、見て。あんなに長い街道なのに、どこか家の中にいるみたいに落ち着くわね。」長野県塩尻市。木曽路の核心部・奈良井宿。ここは、1kmにわたって江戸の面影が続く場所ですが、決して「硬い博物館」ではありません。一歩足を踏み入れれば、聞こえてく...
レトロ商店街

前橋・中央通り商店街|「地層」を歩く街歩き。糸の記憶と未来の笑顔へ。

「ねえ、この天井の高さ……空気がすごく軽やかに感じるわね!」JR前橋駅から歩いて10分。そこにあるのは、かつて世界を席巻した「生糸の街」の巨大なシンボルです。ドームから降り注ぐ光は、過去の栄光を照らすだけでなく、今、この街で新しく動き出した...
散歩/体験

足利・二丁目通り|石の銀行と古民家が並ぶ、時間が混ざる街歩き

写真の中にしかないはずの「時間」が、そこでは呼吸をしていた「……ねえ、これ、見てください。写真の中にしかないはずの“あの質感”が、ここでは普通に息をしてるんですよ」かつて東京のどこかにあったはずの景色。僕たちはそれを、いつの間にか「記録」と...
体験

鋸山を背に、漆黒の「黄金アジ」を追う。金谷・一本釣り漁師の無骨な日常と、飾らない生活の体温。

千葉県富津市、金谷。東京湾を挟んで久里浜の対岸に位置するこの港町に、きらびやかな観光地の面影を求めてはいけない。 駅に降り立った瞬間に鼻を突く濃厚な磯の香りと、潮風に晒されて錆びついたシャッター。そこにあるのは、飾らない「生活の痕跡」そのも...
レトロ商店街

伊香保・石段街|365段に響く笑い声。愛すべき昭和に出会う街歩き

群馬県渋川市、秋名山の東麓に位置する伊香保温泉。そのシンボルである「365段の石段街」は、一歩足を踏み入れた瞬間に、現代のスピード感を忘れさせてくれる不思議な引力を持っています。両側にひしめく土産物屋、遊技場、そして旅館。今回は、この立体的...
レトロ商店街

江戸の残り香、巴波川のさざめき。栃木市・蔵の街で「商人の町の粋」を撮る

食いしん坊(以下、食): 「カメさん、カメさん!見てごらん、この景色。川の両岸に重厚な黒塗りの蔵が並んで、まるでタイムスリップしたみたい!」カメラマン(以下、カ): 「そうだね。ここは栃木市、通称『蔵の街』。江戸時代から続く巴波川(うずまが...
レトロ商店街

餃子の街の、その先へ。宇都宮・ユニオン通りで出会う0.7kmのストリートスナップ

食いしん坊(以下、食): 「宇都宮に来たらまずは餃子!……と思って駅前を歩いてたけど、少し離れたところにこんなに真っ直ぐな道があるなんて知らなかったよ。」カメラマン(以下、カ): 「そうだね。ここはユニオン通り。餃子の熱気の裏側で、少し背筋...
レトロ商店街

海風の中で生きる商店街 —— いわき・久之浜で感じた“前に進む日常”

食いしん坊(以下、食): 「空が広い!それに、この潮風……。いわきの久之浜って、なんだか街全体がキラキラして見えるね。」カメラマン(以下、カ): 「そうだね。ここは一度リセットされたからこそ、新しい感性と昔からの漁師町のプライドが混じり合っ...
レトロ商店街

「1000円で大満足」 十条銀座:なぜこの街は人を惹きつけるのか?惣菜天国の攻略法

食いしん坊: 「ねえ、最近どこに行っても値上げばかりでしょ?でも、1,000円札1枚で王様みたいな気分になれる場所があるって噂を聞いたんだけど……」カメラマン: 「はは、それなら十条銀座のことだね。あそこは単なる商店街じゃない。『生活のエン...
レトロ商店街

「なんでこの魚、こんなに旨いの?」静岡・御前崎で見つけた秘密

「ねぇ、知ってる? 今日食べたお刺身、なんだかいつもと全然違うんだけど!」そんな会話から始まる、ちょっと不思議な海の冒険へご案内します。舞台は、静岡県の南端に突き出した**「御前崎(おまえざき)」**。ここは美味しい魚が集まることで有名です...
レトロ商店街

砂町銀座「おかず横丁」で味わう、生活の中のB級グルメ・食べ歩きの原点はここにある。

「ねぇ、見てくださいこの活気!令和の東京に、まだこんな景色が残っているなんて驚きですよね。」今回ご紹介するのは、江東区にある「砂町銀座商店街」。 ここは観光地として整備された場所ではなく、今もなお、近隣の皆さんの台所として機能している現役バ...
体験

千葉・富津「青混ぜのり」の現場ーー巨大乾燥ライン vs. 職人の「目」 

東京湾の最深部、千葉県富津。 冬の早朝、アクアラインを吹き抜ける冷たい海風が、磯の香りを運んでくる。ここに、11月から3月という限られた期間にしか出会えない「幻の海苔」がある。黒い海苔の中に、鮮やかなエメラルドグリーンの「青のり」が自然に混...
レトロ商店街

昭和の迷宮、六角橋。——戦後ヤミ市の骨格を歩く「ふれあい通り」の現在地

駅を降りて、ほんの数分。賑やかな通りを少しだけ外れると、突然、空気が変わる。幅は、人がすれ違うのがやっと。頭上にはトタンと看板が重なり、光は細く、奥へと吸い込まれていく。ここは六角橋商店街の「ふれあい通り」。戦後の闇市の骨格が、そのまま“街...
体験

焼津のカツオ加工はここまでやる —— 捨てられる煮汁を「宝」に変える濃縮技術

零下60度の凍結から、加工場への「命の搬入」焼津駅を降りて港へ向かうと、潮風に混じって、どこか香ばしい、鰹節を燻したような匂いが鼻をくすぐる。そこにあるのは観光地として整えられた景色ではなく、今も現役で動いている「巨大な加工場」の中に街があ...
体験

1秒単位」で鮮度が決まる —— 茨城・大洗、深夜2時の超速シラス漁と氷の魔術師

茨城県・大洗港。週末には多くの家族連れや観光客で賑わうこの港町には、一般の人が決して目にすることのない「もう一つの顔」があります。それは、深夜2時の暗闇の中で行われる、命がけの「鮮度リレー」です。ターゲットは、駿河湾と並び称されるシラスの聖...
体験

【大人の社会科見学】久慈浜のタコ漁|GPS座標が“赤”になる瞬間

茨城県日立市、久慈浜漁港。深夜の静寂を切り裂いて出港する漁船の目的地は、目に見える島でも岩場でもない。それは、暗闇の中でモニターが指し示す無機質な「座標」だ。私たちがスーパーの店頭で何気なく手にする、あの鮮やかな茹でたてのタコ。その「赤」の...
体験

【大人の社会科見学】春日部の「地下神殿」が守り抜く、地上に息づく昭和の体温

埼玉ののどかな風景のなかに、突如として現れる巨大なコンクリートの壁。それは、私たちが普段意識することのない「街の守り」の最前線です。今回は、首都圏外郭放水路、通称「地下神殿」と、そこが守り続けている春日部の日常を歩きます。江戸川の土手に現れ...