旅行

旅行

富岡・仲町通りを歩く。世界遺産のすぐ傍らで、レトロな商店街と「ホルモン揚げ」を味わう

「ねえ、知ってた? ここはかつて、日本で一番『未来』に近い場所だったんだよ。」群馬県富岡市。赤いレンガが美しく並ぶ「富岡製糸場」の正門を背に、ゆるやかな坂道を下ると、そこには不思議なほど懐かしく、そして活気に満ちた商店街が続いています。名前...
旅行

中山道・奈良井宿|1kmの宿場町で味わう、江戸の暮らしと静かな街歩き

【全国レトロ都市調査の全リストはこちら】「ねえ、見て。あんなに長い街道なのに、どこか家の中にいるみたいに落ち着くわね。」長野県塩尻市。木曽路の核心部・奈良井宿。ここは、1kmにわたって江戸の面影が続く場所ですが、決して「硬い博物館」ではあり...
旅行

鋸山を背に、漆黒の「黄金アジ」を追う。金谷・一本釣り漁師の無骨な日常と、飾らない生活の体温。

千葉県富津市、金谷。東京湾を挟んで久里浜の対岸に位置するこの港町に、きらびやかな観光地の面影を求めてはいけない。 駅に降り立った瞬間に鼻を突く濃厚な磯の香りと、潮風に晒されて錆びついたシャッター。そこにあるのは、飾らない「生活の痕跡」そのも...
旅行

焼津のカツオ加工はここまでやる —— 捨てられる煮汁を「宝」に変える濃縮技術

【全国レトロ都市調査の全リストはこちら】零下60度の凍結から、加工場への「命の搬入」焼津駅を降りて港へ向かうと、潮風に混じって、どこか香ばしい、鰹節を燻したような匂いが鼻をくすぐる。そこにあるのは観光地として整えられた景色ではなく、今も現役...
旅行

「いいのはいってるよ!」の一言に救われる。塩釜の朝を彩る、商人と客の温かなリアル。

朝6時の塩釜港、もうエンジン全開です。 大改修を経てピカピカに磨き上げられた市場を歩くと、ひときわ鮮やかなマグロの赤身が目に飛び込んできます。「お、いいマグロだね!」 「これね、自慢の『ひがしもの』。色が最高でしょ?」仲買人の親父さんが、自...
旅行

黄金の穴子と桜舞う復興の海 ―― 相馬・松川浦、春風が運ぶ「希望の鼓動」

かつて、この相馬の海には、焚き火の爆ぜる音と、裸足で砂をまさぐればすぐに見つかった大きなハマグリの感触があった。2011年、あの日を境に風景は一変したが、15年という月日を経て、相馬は今、再び力強く息づいている。今日は、復興への祈りとエール...
旅行

奥利根の女王・八木沢ダムに眠る「銀鱗と生活」:水源の地層をあるく。

関東2000万人の喉を潤す利根川。その最上流にある八木沢ダム。しかし、その静かな湖面の奥へ一歩踏み込むと、そこは「水の役目」を超えた場所になります。音のない水域、深く沈んだ時間、そしてそこに棲む命。この場所には、人の生活と自然の記憶が、静か...
旅行

真鶴の魚は、なぜこんなに旨いのか。森と海、人の手がつくる「当たり前」の贅沢

真鶴岬を覆う深い森「お林(おはやし)」。ここから湧き出す滋養が、すぐ目の前の海に豊かな命を育んでいます。地元の漁師たちにとって、森が海を育て、その海で獲れる魚が飛び切り美味いことは、空気が美味しいのと同じくらい「当たり前」の常識です。森、海...
旅行

房総・白浜、黒潮の飛沫に舞う「白き磯着」。木造磯舟と海女、命を預け合う「阿吽の呼吸」

千葉県・房総半島の最南端、白浜。黒潮が直接ぶつかるこの海には、エンジン音のない「真剣勝負」が今も残っている。木造の磯舟を一本の櫂で操る漁師と、その舟を信じて潜る海女。二人の間にあるのは、言葉を超えた信頼だ。今回は、一瞬の泡や振動から命を読み...
旅行

那珂湊おさかな市場の朝|サバ・カツオの大漁荷揚げとセリの現場を体感する

茨城・那珂湊の朝は、静寂ではなく、轟音とともに幕を開ける。那珂川の河口、汽水と黒潮が交わるこの場所は、太平洋の豊かな恵みを積み込んだ漁船たちの「帰るべき母港」だ。水平線から昇る朝陽を背に、錆びついた巨体が接岸した瞬間、市場の空気は一変し、戦...