白浜を歩いてわかった、もうひとつの顔|とれとれ市場の熱気と異国感、気取らない町をめぐる旅

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和歌山・白浜と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。

青い海、温泉、白良浜。そして、やっぱりパンダでしょうか。

ところが実際に白浜を歩いてみると、私には少し違った町に見えてきました。

まず驚いたのが、「とれとれ市場」の活気です。

新鮮な魚やマグロが並ぶのはもちろんですが、それだけではありません。干物、お土産、地元の名物、さらにはスイーツまで、「ここで何か買って帰りたい」と思わせるものが次々と目に入ってきます。

「観光市場だから、海鮮が中心だろう」

そんなつもりで入ると、ちょっと予想を裏切られます。

そして市場を出て白浜の町へ目を向けると、南国の観光地らしい異国感がある一方で、どこか気取っていません。

高級リゾートという言葉だけでは収まらない、さっぱりとした下町のような空気があります。

海があり、温泉があり、食べ物があり、人の活気がある。

今回は「有名観光地・白浜」を紹介するだけではなく、実際に歩いて感じたとれとれ市場の熱気と、白浜という町のもうひとつの顔をたどってみます。

とれとれ市場|白浜の旅は、この「熱気」から始まる

*(呼称が「とれとれビレッジ」も今は使っているようですね、いずれにしてもパーク内です。)

白浜を訪れたら、まず立ち寄ってみたいのが「とれとれ市場」です。

名前だけ聞けば、大きな海鮮市場を想像するかもしれません。

もちろん、マグロや鮮魚、刺身、干物など海の幸は豊富です。

でも実際に中を歩いてみると、それだけではありません。

最初に感じるのは、品物の多さよりも、市場全体から伝わってくるような活気です。

「これは、思っていたより大きいね」

「魚を買うだけの市場じゃなさそうだよ」

そんな会話をしながら歩き始めても、なかなか先へ進めません。

マグロも海鮮も、「良くて当たり前」のような迫力

やはり目を引くのはマグロです。

大きな魚体や赤身の鮮やかな色を見ると、海の町へ来た実感が一気に湧いてきます。

鮮魚や刺身、寿司、海産物などが次々と並び、「今日は何を食べようか」と考えながら歩くだけでも楽しい場所です。

ただ、とれとれ市場のおもしろさは、海鮮だけを見て終わらないところにあります。

「せっかくだから、魚を食べて帰ろう」

「でも、お土産も見たいよね」

そう言って少し歩くと、今度は別の商品が気になります。

ここでは、マグロや新鮮な魚があること自体が“特別”というより、それが土台になって、その上にいろいろな楽しみが積み重なっているように感じました。

お土産からスイーツまで、なかなか出口にたどり着かない

市場の中には海産物だけでなく、紀州らしいお土産や加工品、お菓子、スイーツなども並びます。

夫婦やカップルなら、

「これ、家に買って帰ろうか」

と足が止まり、子どもと一緒なら、

「こっちも見たい!」

と、また別の方向へ。

気がつけば、家族それぞれが違うものを見ています。

これが意外と楽しいのです。

魚好きのお父さんは海鮮売り場、お母さんはお土産、子どもは甘いもの――と分かれてしまっても、最後にはまた「何を買った?」と集まってくる。

単なる買い物というより、市場そのものが白浜観光のひとつになっているような感覚です。

「食べる場所」だけではなく、白浜の勢いを感じる場所

とれとれ市場を歩いて感じたのは、白浜には「海がきれい」「温泉がある」だけでは説明できない勢いがあることでした。

海産物が集まり、それを食べる人がいて、お土産を選ぶ人がいて、家族連れや観光客が行き交う。

少し雑多で、にぎやかで、でも妙に気取っていない。

「白浜って、もっとリゾートっぽい町だと思ってたな」

市場を出るころには、そんな印象に変わっているかもしれません。

そして、この気取らない活気は、とれとれ市場の中だけではありません。

町へ出てみると、白浜には南国リゾートとは少し違う、どこか懐かしい「下町」のような顔も見えてきます。

白浜の町を歩く|南国の異国感と、さっぱりした下町情緒

とれとれ市場のにぎわいを離れて、白浜の町へ。

海沿いへ向かって歩いていくと、今度は少し違った白浜が見えてきます。

青い海に白い砂浜、リゾートホテル、温泉街。

写真だけを見れば、いかにも「南国の観光地」です。

ところが、実際に町を歩いてみると、それだけではありません。

どこか昔からの温泉街らしい建物が残り、飲食店や小さな店が並び、生活の匂いも混ざっています。

「もっとリゾート一色の町だと思ってた」

「意外と普通に歩けるね。なんだか気楽だな」

そんな言葉が自然に出てくる町でした。

白良浜の景色は、やっぱり白浜らしい

町を歩いていて、視界が海へ開けると空気が一変します。

白い砂浜と青い海。

ここは素直に「白浜まで来たな」と感じられる景色です。

夫婦やカップルなら、海を眺めながら少しゆっくり歩く。

子どもと一緒なら、砂浜を見た瞬間、

「海、行っていい?」

となるかもしれません。

市場ではあれだけ食べ物やお土産に目を奪われていたのに、今度は海。

市場の熱気から、開放感のある海へ。

この切り替わりの大きさも、白浜を歩くおもしろさです。

一本裏へ入ると、急に「町の顔」が見えてくる

そして、私が白浜でおもしろいと感じたのは、きれいな海だけではありませんでした。

観光地らしい場所から少し離れると、町の表情がぐっと日常に近づきます。

昔ながらの温泉街を思わせる風景や、気軽に入れそうな飲食店。

華やかなリゾートのすぐそばに、どこか懐かしい町並みがあります。

「さっきまで南国だったよね?」

「うん。でも、こっちはちょっと下町みたいだね」

この二つが、妙に自然につながっているのです。

いかにも高級リゾートという構えた感じではなく、海を見たあと、そのままサンダルで町を歩いていけそうな気軽さ。

私には、それが白浜の「さっぱりした下町情緒」のように感じられました。

ポケットからスッと出して、白浜の空気を吸い取りましょう

いま圧倒的に選ばれているのがこのポケットカメラです。

普通のビデオカメラみたいに重い三脚や大げさな準備は一切ナシ。スマホ感覚でポケットから「スッ」と取り出して電源を入れるだけで、まるでプロが後ろから撮影しているような、あの滑らかなプロ並みの映像が勝手に撮れちゃいます。

観光地なのに、気取っていない。それが白浜の心地よさ

白浜には、海、温泉、ホテルと、有名観光地らしいものが揃っています。

それでも町全体が「観光客のためにつくられた場所」に見えないところがおもしろい。

市場では店の人の声や買い物客のにぎわいがあり、町へ出れば昔から続いてきた温泉街の空気が残り、その向こうには青い海があります。

華やかだけれど、気取っていない。

にぎやかだけれど、どこかさっぱりしている。

この少し不思議な組み合わせこそ、歩いてみて初めてわかった白浜の魅力でした。

「宿の近くのラーメン屋は、まるで近所ヲ散歩ついでに、たまたま入った店と錯覚するほどの~違和感

 の無さでしたよ?それほど、馴染みの空気がある街なんです。」

そして夕方になれば、今度は温泉と食事。

昼間とはまた違った白浜の時間が始まります。

夕方からの白浜|海を眺めて、温泉街の時間へ

とれとれ市場を歩き、白浜の町をぶらぶらして、白良浜へ。

一日歩いていると、夕方になるころには少し足も疲れてきます。

でも白浜では、この時間からもうひとつの楽しみが始まります。

それが、海を眺めながら過ごす夕暮れと温泉の時間です。

「そろそろ温泉に入りたいね」

「その前に、もう少し海を見ていこうか」

昼間なら次の観光スポットへ急ぎたくなるところですが、白浜では夕方になると、むしろ急がないほうが似合います。

昼間とは違う、夕暮れの白良浜を歩く

昼間の白良浜は、白い砂と青い海が印象的です。

ところが夕方になると、同じ海でも雰囲気が変わってきます。

日差しがやわらぎ、海を眺めながら歩く人の姿もどこかゆっくり。

夫婦やカップルなら、この時間は予定をひとつ減らしてでも、海辺をのんびり歩いてみるのもいいでしょう。

子どもと一緒なら、

「まだ海にいたい!」

「温泉に行くから、そろそろ戻るよ」

そんなやり取りになるかもしれません。

昼間のにぎやかな白浜とは違って、旅先に泊まるからこそ味わえる時間が少しずつ始まります。

歩いたあとの温泉が、やっぱり気持ちいい

白浜は、日本でも古くから知られてきた温泉地のひとつです。

町を歩いて、海を見て、一日の最後に温泉へ。

これは白浜では、無理に予定を組まなくても自然にできる旅の流れです。

特に50〜60代の夫婦旅なら、朝から晩まで観光地を詰め込むより、

「昼は歩く。夕方からは温泉で休む」

くらいがちょうどいいかもしれません。

「今日は結構歩いたなあ」

「だから温泉が気持ちいいんじゃない?」

そんな会話をしながら湯につかれば、市場で感じたあの熱気も、昼間の町歩きも、少し遠い出来事のように感じられます。

日帰りで帰るには、少し惜しい

白浜は日帰りでも楽しめます。

でも、とれとれ市場で食べて、町を歩いて、白良浜まで来てしまうと、夕方になって急いで帰るのは少しもったいなく感じます。

温泉に入り、夕食を楽しみ、夜はもう車を運転しなくていい。

子ども連れなら、荷物を置いて休める場所があるだけでもずいぶん楽です。

夫婦やカップルなら、夕食のあとにもう一度外へ出て、静かになった温泉街を歩いてみてもいいでしょう。

昼間の白浜しか知らなければ、ここで旅は終わります。

けれど一泊すると、「観光地の白浜」から「滞在する白浜」へ、旅の印象が少し変わります。

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白浜は、たくさんの場所を急いで回るよりも、海と町と温泉をひと続きで楽しむ。

そんな歩き方が似合う町なのだと思います。

白浜は「お土産天国」だった|海鮮だけで終わらない楽しさ

白浜へ来たのだから、やっぱり海鮮。

マグロも食べたいし、新鮮な魚も気になります。

ここまでは、だいたい想像していました。

ところが白浜を歩いていると、

「あれ? 食べ物の選択肢、ずいぶん多くない?」

となってきます。

とれとれ市場でもそうでしたが、海鮮を見ていたはずなのに、いつの間にかお菓子やスイーツ、お土産を見ています。

「魚を買いに来たんじゃなかった?」

「まあ、見るだけだから」

旅先での「見るだけ」が、そのまま終わることはあまりありません。

マグロや魚だけを目当てにすると、ちょっともったいない

海の町ですから、魚がおいしいのはもちろん大きな魅力です。

でも、せっかく白浜まで来たのなら、

「有名なものを絶対に食べなければ」

と決めすぎなくてもいいと思います。

お店で気になったものを見つけたり、その日のおすすめを聞いてみたり。

「これ、何ですか?」

そんな一言から選んだものが、案外いちばん記憶に残ったりします。

夫婦やカップルなら二人で違うものを選んで分けてもいいですし、子ども連れなら家族それぞれが好きなものを選ぶ。

白浜の食は、正解を決めてから行くより、現地で迷うくらいがおもしろい。

そんな気がします。

スイーツまで来ると、もう完全に予定外

そして油断できないのが甘いものです。

海鮮を食べたあとなら、もう十分。

……のはずなのですが、旅先ではなぜか別腹ができます。

「さっき食べたばっかりだよね?」

「これはデザートだから」

理屈になっているような、なっていないような会話をしながら、また足が止まります。

海鮮、加工品、お菓子、スイーツ。

一つひとつを見ているうちに、白浜は「海を見て温泉に入る町」だけではなく、食べたり選んだりすること自体が楽しい町なのだと感じてきます。

帰ってから、もう一度白浜が始まる

お土産は、帰る直前に慌てて買うもの。

以前はそんな感覚もありました。

でも白浜では、買い物そのものを旅の一部として楽しんでもよさそうです。

家で食べるもの。

誰かに渡すもの。

そして、

「これは自分たち用ね」

と、ちゃっかりもう一つ。

帰宅して袋を開けたとき、

「これ、あそこで買ったやつだ」

と旅の話がもう一度始まります。

豪華なものばかりでなくてもいい。

市場で気になった一品でも、お菓子ひとつでもいい。

海鮮がおいしいのは当たり前。その先まで楽しめる。

これも、実際に白浜へ行ってみて感じた、この町のおもしろさでした。

まとめ|白浜は「何を見るか」より、町ごと楽しむくらいがちょうどいい

白浜と聞けば、白良浜、温泉、そしてパンダ。

有名なものはいくつもあります。

でも今回歩いてみて印象に残ったのは、もう少し肩の力が抜けた白浜でした。

とれとれ市場では、マグロや海鮮を見ていたはずなのに、お土産やスイーツまで気になってなかなか先へ進まない。

町へ出れば、南国らしい景色のすぐそばに、昔からの温泉街らしい気取らない空気があります。

「結局、白浜って何が一番よかった?」

そう聞かれると、ひとつだけ選ぶのは案外難しいかもしれません。

「市場もおもしろかったし、海もよかったよね」

「温泉も入ったし……結構いろいろやったね」

それくらいでいいのだと思います。

白浜は、名所をひとつずつ攻略するように回るより、食べて、歩いて、海を見て、最後は温泉へ。

そんな一日のほうが、この町らしさを感じられます。

白浜なら、帰る時間を気にしない1泊がおすすめ

特に夫婦やカップル、子どもと一緒の旅行なら、予定を詰め込みすぎないほうが楽です。

昼間はとれとれ市場と町歩き。

午後は白良浜や海沿いをのんびり歩き、夕方になったら宿へ。

温泉に入ったあとなら、

「夕飯、どうする?」

そんな相談さえ旅の続きになります。

日帰りでも白浜へ行くことはできます。

でも、せっかく温泉のある町まで来たのなら、帰りの時間を気にせず一晩過ごす。

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宿は豪華さだけで選ばなくても、海が見える宿、温泉を楽しめる宿、家族で泊まりやすい宿など、今回の旅に合ったところを探せば十分です。

白浜で一日遊んだあと、そのまま温泉へ。

そんな1泊2日なら、「また来てもいいな」と思えるくらいの余白を残して、白浜を楽しめると思います。

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